もっとも楽なお金の稼ぎ方
- 2017/3/17
- 柴田コラム

ぜひ、就職して下さい。
ぜひ、どこかの会社に雇われてそこで働いて下さい。
すでに会社に勤めていらっしゃるのならば、そのままお勤めになられていて下さい。
それが1番楽です。
なぜでしょう?
毎日、同じ時刻に会社に行って、与えられた仕事をこなして、毎日同じ時間だけ働いて定時に終わり、自宅に帰ってくる。
毎月25日になれば、銀行口座に定額のお金が会社から振り込まれる。
会社によっては、年2回ボーナスまで出してくれる。
会社から通勤手当が当たり前のように出る。家族がいれば家族手当を出してくれる。
年金は半分会社が負担してくれる。
雇用保険まで出してくれる。
こんな楽な仕事は、会社勤めしかありません。
もちろん、全部の仕事先が内勤とは限らず、店舗だったり、外回りだったり、いろいろな現場などに行かれる方もいるでしょう。
しかし、どう考えても、上から与えられた仕事をすれば良いだけです。
自分の頭でビジネスを考えたり、売上を立てたり、お客さんを集めてきたりしなくて良いのです。
会社で決まられた仕事を言われた通りにするだけです。
もちろん、営業の仕事で多少の出来高給与制度はあるかもしれませんが、
それにしたって25日を待てば、定額の給料が入ってくるというのは、とても甘い世界なわけです。
厳しくて怖い上司がいたり、嫌味な先輩がいたり、決して好きになれないタイプの同僚がいたり、生意気な後輩がいたとしても、それを気にしなければ良いだけです。
会社の往復の通勤の満員電車がきつくても、我慢すれば良いだけです。
残業が多い?
いえいえ、それでも25日を待てば、定額の給料が自動的に入ってくる。
会社に勤めることは、自分でビジネスをするより、はっきり言ってずっと楽です。
お勤めの方で、会社に不平不満や文句を言っているのを見かけますが、これはとてもおかしいです。
そもそも自分の意志で今の会社に入りたいと思って、履歴書を書いて頭下げて入ったわけで、誰かに命令されて今の会社に勤めているわけではありません。
どうしても気に入らないのなら、どうしても納得できないのならば、今の会社を辞めれば良いだけです。
ですが、独立して自分でビジネスをする、自分で稼ぐというのは想像以上に厳しいことです。
最初は、全部自分でやらなければなりません。
法人を設立しないとしても、税務申告をするために領収証を保存したり、会計帳簿は作らなければなりません。
お客さんは自分で集めて来なければなりません。
取引先も自分で見つけて来なければなりません。
トラブルに限らず、何かあれば基本的に自分の頭で全部考えて行動しなければなりません。
そのためには、交渉力やプレゼンも必要な能力となります。
自分のビジネスの規模が大きくなってくれば、
士業の先生を雇ったり、業務の一部はアウトソーシングしたりできます。
従業員やアルバイトを雇ったりもできます。
ですが、まずは自分のビジネスを「継続して」利益を出して、そこまで規模まで大きくしていけるか?ということです。
独立して起業して、成功する方は1割もいません。
成功したら成功したで税務署から調査が入ったり、周りからは嫉妬されたり、同業者から足を引っ張られたり。
会社に勤めていれば、言葉は悪いですが、思考停止の状態でも25日になれば定額の給料が自動的に入ってくる。
会社を辞めたら最後、こんな甘い世界はありません。
その代わり、年収1000万円とかは難しくなります。お金持ちになることも、そして、自由を得ることも。